乳腺炎の痛みの和らげ方

病気

乳腺炎には、2種類あります。

一つが、乳腺の詰まりによるもの。

もう一つが、細菌などにより乳腺で炎症が起きているもの。

 

乳腺炎の治し方は、それぞれの理由によって変わってきます。

乳腺が詰まっているときの対処法は、前回書いた通り、マッサージで乳腺の詰まりを流すことです。

乳腺炎のときのマッサージ
妻が乳腺炎になったとき、 「痛いと思うけど、しっかりマッサージして」 と助産師さんにアドバイスをもらいました。

詰まりが解消されれば、徐々に炎症が収まっていくはずですね。

 

また、細菌性の場合には、抗生剤などで体の内側から対処していく必要があります。

 

妻の場合、かなり痛みがひどくなってから受診しました。

その場で詰まりを解消するためのマッサージを施してもらい、様子を見ることに。

 

ただ、しばらく経っても状況は良くならず…

母乳が黄色く濁っていない

感染性ではなく、つまりだろう

ということで、何度かマッサージをしたものの、しこりが大きくなることはあっても縮むことはまったくないといった状態でした。

 

こういった場合、詰まりがマッサージの届かない奥の方にあるのか、母乳が濁っていないだけで、感染性のものなのか、次の可能性を考えないといけなくなります。

そこで、抗生物質を飲みながら(感染性に対処)、マッサージを継続(詰まりに対処)して、様子を見ることになりました。

 

 

これで良くなればよかったんですが、残念ながら、そうはなりませんでした。

 

お医者さんとしても、最終手段だったんだろうと思います。

「切開か、断乳か」

ということになりました。

 

男性には、なかなか想像の及ばないところですが、

「もう授乳できませんよ」

と言われるのは、かなりツラいようですね。

 

最終的には、

「切開は絶対イヤ!」(それで治る保証もないし)

とのことで、断乳することになりました。

 

やることは、薬を1錠飲むだけ。


薬が効いて、母乳が作られなくなるまでしばらくかかりましたが、しばらく経った頃には目で見て分かるぐらいにしこりが小さくなっていました。

 

熱が出ることもなくなり、痛みも(時間はかかりましたが)だんだんとなくなっていき、その後は平和に暮らしています。

 

娘はミルクを飲んですくすくと育っていますし、いろんな選択ができるいい時代に生まれてよかったなと実感しましたね。

断乳しても、

「ミルクがあるから(栄養的には)大丈夫」

と背中を押すことができました。

 

母乳で育てることを大事にする気持ちも分かりますが、それで母親が苦しい思いをしているのを見ると、周りがツラいですからね…

決断してくれた妻に感謝しています。

まとめ

初期段階では、痛みを和らげるために冷やすことも有効です。

冷やす→母乳の生成を抑える

ということになるので、症状が改善する可能性があります。(もちろん感覚を麻痺させる効果もあります)

 

ただ、詰まりや細菌の感染など、根本的な原因を解決しない限り、痛みは続くことになります。

根本的な解決策としては、抗生剤や断乳、切開など、いくつかの方法があるので、状態に合わせて判断する必要があります。

冷やしたり、マッサージしたりしながら痛みを和らげるとともに、早めに受診してお医者さんの判断を仰ぐことが一番の解決策ですね。

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